第2部 基 本 計 画
| 第1章 計画の目標を達成するための施策と行動 <第1節> 安全・安心に住み続けられるまちをつくります 第2節 人と生物を育む自然を守り育てるまちをつくります 2−1 自然を基調とした適正な土地利用を進める 2−2
動植物の生息・生育環境を保全・創造する |
市民一人ひとりが里山のすばらしさやその機能の重要性を理解して、市民の協力・参加による里山の保全・育成活動の展開を図ります。 |
| 【現況と課題】 | ||
| ○ |
市街地からみえる里山や丘陵地は、私たちの心に安らぎと落ちつきを与えてくれる貴重な風景となっています。 |
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| ○ | 燃料がガスや石油に替わったことで、それまでたきぎ薪や炭の材料を得るために低木の下刈り、上木の伐採が行われていた里山は適切な管理が行われないようになりました。そのまま放置すると、里山は暗い場所でも生きることができる、陰樹といわれる常緑広葉樹林へと変わってしまいます。 | |
| ○ | さらに本市では、里山や丘陵地で宅地開発・ゴルフ場開発などが進められてきたことにより、それらを徐々に喪失してきました。 | |
| ○ |
里山が喪失したり適切な管理がなされなくなると、里山であったがゆえに生育できた植物が立ち枯れたり、明るい林の好きな動物や昆虫が生息できなくなるとともに、水源かん養*や洪水防止、高温化する都市気候の調節、大気の浄化など、都市の健全と安全を保つ上で欠くことのできない多面的な環境保全機能も失われてしまいます。 |
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| ○ | 一方、若い年齢層や他地域から転入してきた市民を中心に“里山”とは何かを知らない人、市内に“里山”があることを知らない人が増えています。 | |
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【施策の体系】 (1) 里山が存在するという認識の高揚 (2) 里山の大切さを知る機会の創出 ○里山のすばらしさ(生物多様性、風景、環境保全機能など)を ○里山にふれあう機会の創出(※第2節5を参照) (3) 市民、事業者、市の協働による里山の適正な維持管理の仕組みづくり ○里山保全活動を行う市民団体の育成 ○市民緑化財源制度の創設(※第3節1を参照)
[チェック項目]
【主体ごとの推進方策】 市民の役割
事業者の役割
市の役割
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湧水湿地などの野生動植物の生息・生育する水辺の保全を図るとともに、野生動植物が生息・生育できる河川・ため池をビオトープとして整備します。 |
| 【現況と課題】 | |
| ○ | 平成10年秋に実施した可児川の水生生物調査では、水のきれいな環境に生息する「アカザ」や、絶滅が危惧されている「カワバタモロコ」が確認されています。また、ゲンジボタルの幼虫も数地点で確認されています。 |
| ○ | 市内を流れる河川は既に二面あるいは三面張りのコンクリート護岸に改修されている河川がほとんどですが、水生生物の生息数は多く、また、繁殖に適した場所も残されています。 |
| ○ | そのため、水生生物に配慮した河川改修を行うなど、これらの水生生物が生息・生育できる環境を保全することが重要です。 |
| ○ | また、市東部の丘陵地には、ギフチョウやハッチョウトンボなどの野生動植物が生息する湧水湿地が点在しており、これらの分布等の実態把握と保全のための配慮が必要です。 |
ビオトープのイメージ
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| 再生前の農業用水路 | 再生前の農業用水路 |
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出典:ビオトープネットワーク(財団法人 日本生態系協会) |
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(1) 野生動植物の生息・生育する水辺の保全 ○湧水湿地の実態調査 ○水辺の保全 (2) 野生動植物が生息・生育できる河川・ため池の整備 ○ビオトープの整備
[チェック項目]
【主体ごとの推進方策】 市民の役割
事業者の役割
市の役割
市民、とりわけ子どもたちが自然とふれあうため、機会の提供、場所の創出、人材の育成を図ります。
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| 【現況と課題】 | |
| ○ | 市内には、生活環境保全林「可児やすらぎの森」や「花フェスタ記念公園」をはじめとする大小の公園があります。また、カタクリの群生、新緑、紅葉を楽しめる「可児川下流域自然公園」の整備が現在進められています。さらに、市内を東西に横断する東海自然歩道、鳩吹山の遊歩道といったハイキングコースも整備されています。これらは市民の健康づくりの場、四季折々の自然を満喫する場として活用されています。 |
| ○ | 市民意識調査によれば、「自然環境等への配慮の実行状況」については“既に実行している”“今後実行できる”“今後ある程度実行できる”を合わせた割合が約8割に達しており、市民の自然保護活動への関心の高さがうかがえます。 |
| ○ | 日々の生活の中で、子どもたちが自然とふれあう機会が少なくなっています。 |
自然環境等への配慮の実行状況
資料:環境に関する市民アンケート調査
(1) ふれあう機会の創出 ○水生生物観察会、野鳥観察会、里山観察会などの実施 ○子ども達が自然とふれあう機会の創出 ・地域の自然を生かした学校づくりの展開 ・学校、青少年育成団体での遠足ルートの開発 (2) ふれあう場の確保 ○里山、緑地、河川で自然とふれあう場の創出 (※第2節3,第2節4、第3節1を参照) (3) 自然の中で行うスポーツ・レクリエーションの振興 ○自然の中で行うスポーツ・レクリエーションの振興 ○東海自然歩道、鳩吹山遊歩道などハイキングコースの整備・充実 (4) 自然とふれあうための指導者・ガイド等の人材の養成及び確保 ○指導者・ガイド等を養成する生涯学習講座の開講 ○指導者・ガイド等人材バンクの設立とあっせん
【主体ごとの推進方策】 市民の役割
事業者の役割
市の役割
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<第3節> 快適でうるおいのあるまちをつくります <第4節> 環境への負荷が小さく持続可能なまちをつくります <第5節> 地球環境保全に貢献するまちをつくります <第6節> 市民・事業者・市が責任を持って環境保全に行動するまちをつくります。 |